【FF8】オーディンとギルガメッシュはどっちが強い?いらないと言われる理由とサイファー戦の意味を考察
ネタバレ注意
ネタバレを含みますので、未クリアの方はご注意ください。
FF8のオーディンとギルガメッシュは、どっちが強いのでしょうか。
結論から言うと、性能はオーディンのほうが上です。戦闘開始時に斬鉄剣で敵を全滅させる確率は、オーディンが約12.9%、ギルガメッシュが約0.9%です。その一方で、ボス戦にも出てくるのはギルガメッシュだけです。
ところが物語の中では、2体の強さが逆に描かれています。
サイファーが斬鉄剣返しでオーディンを真っ二つにし、そのサイファーをギルガメッシュが一太刀で倒すからです。本記事では性能の比較に加えて、2体が入れ替わる場面まで考察します。
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結論|雑魚戦はオーディン、ボス戦にも出るのはギルガメッシュ
先に答えを示すと、総合的に強いのはオーディンです。
出てくる確率が高く、出てくれば必ず斬鉄剣を使うため、雑魚戦を確実に短く終わらせてくれます。
ギルガメッシュは出てくる確率は高いものの、4種類の技がほぼ同じ確率で選ばれるため、結果が安定しません。
ゲーム内で確定している性能の差
以下は、解析サイトや攻略サイトで確かめた数値です。PS版・Windows版・リマスター版で数値は同じとされています。
| 項目 | オーディン | ギルガメッシュ |
|---|---|---|
| 入手方法 | セントラ遺跡で制限時間内にオーディンを倒す | オーディンを持ったままサイファー(4回目)戦を終える |
| 出てくる場面 | ボス戦以外の戦闘の開始時だけ | 戦闘の開始時と戦闘中(ボス戦も含む) |
| 出てくる確率 | 33/256(約12.89%) | 開始時は9/256(約3.52%)、その後は約13.3秒ごとに13/256(約5.08%) |
| 使う技 | 斬鉄剣だけ | 4種類からランダムに1つ |
| 斬鉄剣が出る確率 | 出てくれば必ず | 63/256(約24.6%) |
| 1回の戦闘で出てくる回数 | 開始時の判定のみ | 1回まで |
攻略サイトの中には「ギルガメッシュは斬鉄剣が出やすい」と説明しているものもあります。
しかし解析データでは、4つの技はどれも約25%です。しかも斬鉄剣はその中でわずかに一番低い確率です。
2体は得意な場面が違う
戦闘開始時に斬鉄剣が出る確率で比べると、オーディンはギルガメッシュの約15倍です。
雑魚戦を早く終わらせたいなら、オーディンのほうが確実です。
ただし、ギルガメッシュが出てくるかどうかの判定は、戦闘開始時だけでなく戦闘中も約13.3秒ごとに行われます。
戦闘が長引くほど出てくる機会は増え、ボス戦でもまさむねやエクスカリバーで大きなダメージを与えることがあります。
「いらない」と言われる理由
「いらない」と言われる一番の理由は、2体ともプレイヤーが呼び出すことも、出てくるのを止めることもできない点です。乱入型G.F.なので、ジャンクションやアビリティの習得にも使うことができません。
- 魔法をドローしている途中で敵を全滅させてしまう
- 「ぶんどる」でアイテムを狙っている最中に戦闘が終わってしまう
- カード変化で敵をカードにする前に倒してしまう
- 倒した敵の経験値が入るため、低レベルクリアの邪魔になる
つまり、いらないかどうかは遊び方によって変わります。
普通に物語を進めるなら、オーディンは雑魚戦を短くしてくれる心強い味方です。ただしドローや低レベル攻略を重視する人は、入手する時期を慎重に考えましょう。
オーディン入手からギルガメッシュ加入まで
ギルガメッシュだけを単独で手に入れることはできません。オーディンを持ったままサイファー(4回目)と戦うことが入手の条件です。
セントラ遺跡でオーディンを仲間にする
オーディンは、セントラ大陸にあるセントラ遺跡の奥で待っています。バラムガーデンが移動できるようになるDisc2以降に、遺跡へ行くことができます。
遺跡に入ると20分の制限時間が始まります。時間切れになるとオーディンの斬鉄剣を受けてゲームオーバーです。オーディンは時間切れまで攻撃してこないので、その間に倒せば仲間になります。
サイファー(4回目)戦でオーディンが斬られる
Disc3終盤、ルナティックパンドラでサイファーとの最後の戦いが始まります。オーディンを持っていると、戦闘開始直後にオーディンが現れてサイファーに斬りかかります。
しかしサイファーは斬鉄剣返しで、オーディンを真っ二つにしてしまいます。
宙を舞った斬鉄剣を、突然現れたギルガメッシュがつかみ取ります。ギルガメッシュは「4本目をくれたのは、あんた……」と語ります。続いてサイファーを誰かと見間違えたように、「バ……?」と名前を言いかけます。
(これはFF5の主人公のバッツと言いかけたと考察します※ギルガメッシュはFF5で初登場する印象的な敵キャラクターです)
その後、サイファーのHPを0にするか一定のターンが過ぎると、ギルガメッシュがサイファーを斬り倒します。ギルガメッシュは次元の狭間を探す言葉を残して立ち去り、以降はオーディンの代わりに乱入型G.F.として戦闘に出てきます。
ギルガメッシュが使う4本の剣
- 斬鉄剣:敵全体を一撃で倒す。オーディンと同じ効果で、ボスなど耐性を持つ敵には効かない
- まさむね:敵全体に無属性の大ダメージを与える。エクスカリバーより威力が高いとされる
- エクスカリバー:敵全体に無属性のダメージを与える
- エクスカリパー:偽物の聖剣で、敵全体に1ダメージしか与えられない
まさむねとエクスカリバーのダメージは、持っているG.F.の平均レベルをもとに計算されます。
オーディンを残したい場合
オーディンを失いたくない人は、Disc4になってからセントラ遺跡でオーディンを倒しましょう。
サイファー(4回目)戦の時点でオーディンを持っていなければ、入れ替わりのイベントは起こりません。
そのかわり、そのプレイではギルガメッシュを手に入れることができません。
バージョンによる違い
出てくる確率や技が選ばれる確率は、PS版・Windows版・リマスター版で同じとされています。
リマスター版には「エンカウントなし」や「3倍速」などのブースト機能が加わりましたが、2体の仕様そのものが変わったという情報は確認されていません。
追い詰められたサイファーと次元をさまようギルガメッシュ
この場面を理解するには、戦う2人の立場を押さえておく必要があります。
筆者は、サイファーもギルガメッシュも帰る場所を失った人物として描かれていると見ています。
サイファーは「魔女の騎士」の夢から外れていった
サイファーは「魔女の騎士」になることを夢見て、魔女イデアの側につきました。しかしイデアが敗れた後は、アルティミシアの言葉に従ってルナティックパンドラを海底から引き上げるなど、暴走を続けます。そしてルナティックパンドラで、風神と雷神も彼のもとを去りました。
Disc3終盤には、魔女の騎士ではなく革命家を名乗る発言も出てきます。4回目の戦闘で負けた後、サイファーはもう戻る場所がないと叫び、リノアをアデルのもとへ連れていきます。サイファーにとってこの戦いは、夢も仲間も失った末の最後のあがきでした。
ギルガメッシュはFF5から続く「剣を集める迷い人」
ギルガメッシュが初めて登場したのは『FF5』です。FF5では伝説の剣を探し回り、偽物のエクスカリパーをつかまされた武人として描かれました。物語の途中で次元の狭間へ飛ばされてしまう人物でもあります。
FF8のギルガメッシュが言いかけた「バ……」は、FF5の主人公バッツのことだという説が有力です。
ただし、FF8とFF5のギルガメッシュが同じ人物だと公式に明言した資料は、今回の調査では見つかりませんでした。同一人物説は、あくまでファンの間での通説と製作者サイドの遊び心と考察します。
オーディンが斬られ、ギルガメッシュが現れる意味
筆者はこの場面を、「物語の主役でいたい」というサイファーの願いが崩れる瞬間だと考えています。
オーディンを斬る場面はサイファーの強さの頂点で、直後に現れたギルガメッシュがその頂点をあっさり越えてしまうからです。
ボス戦に出ないはずのオーディンが、ボス戦で斬られる
普段のオーディンは、ボス戦には一切出てきません。ところがサイファー(4回目)戦だけは、イベントとして戦闘に出てきます。
ゲームのルールを特別に破ってまで、オーディンは「サイファーに負ける役」を与えられているわけです。
斬鉄剣はボスに効かないという仕様とも、この場面は矛盾しません。むしろ「ボスに斬鉄剣は通じない」というルールを、サイファーの返し技として見せる演出に変えたと読むことができます。
プレイヤーが何度も見てきた斬鉄剣が破られるからこそ、サイファーの強さに説得力が生まれます。
主役を演じたいサイファーと、彼を人違いで斬る来訪者
サイファーは作中で、自分とスコールの対決を「宿命の物語」にたとえる発言をしています。自分を物語の登場人物として演じたがる性格が読み取れます。
そんなサイファーの前に現れたギルガメッシュは、彼を見て別人の名前を言いかけ、そのまま斬り捨てます。
ギルガメッシュにとって、サイファーは自分の物語の脇役ですらありません。
宿敵として扱われたかったサイファーが名前すら呼ばれずに退場する姿は、彼の自己演出がもう通じないことを示していると筆者は考えます。
反対の解釈:ただのファンサービスなのか
一方で、この場面を深読みしすぎるべきではないという見方にも根拠があります。オーディンを持っているプレイヤーしか見られない任意のイベントで、持っていなければサイファー戦は普通に終わるからです。
ギルガメッシュの軽い口調や、FF5を知っている人ほど楽しめる「バ……」の言いかけは、シリーズファン向けの遊び心と見るのが自然です。
ただし制作側がこの場面にサイファーの心情を込めたという公式の発言は、今回の調査では見つかりませんでした。
筆者の考えは、きっかけはファンサービスで、結果としてサイファーの転落を強調する演出になっているというものです。
本筋を変えない任意のイベントでも、置かれたタイミングが物語の流れとかみ合っている点は見逃せません。
性能の差に表れたキャラクターの個性
性能の設計にも、2体の個性が表れているように見えます。
オーディンは必ず斬鉄剣を使う実直な剣士で、仕事は確実でも出番は雑魚戦に限られます。ギルガメッシュはいつ出てくるか、どの剣を振るうかわからず、4回に1回は1ダメージのエクスカリパーが出ます。
FF5で偽物をつかまされたギルガメッシュらしい気まぐれさが、確率の形で表現されていると筆者は見ています。
オーディンからギルガメッシュへの交代は、確実さを手放して、予想できない面白さを受け取る交換だと整理することができます。
作品全体のテーマとの関係|「魔女の騎士」の交代と時間のゆがみ
この場面は、FF8の大きな題材である「魔女の騎士」と「時間」の両方につながっています。どちらもこの直後の展開と結びついているので、イベントの置かれた位置に意味を見いだすことができます。
騎士の座がサイファーからスコールへ移る直前の出来事
Disc3では、魔女の力を受け継いだリノアのそばにいるため、スコールが「魔女の騎士」になる決意を固めます。サイファーが追いかけ続けた肩書きは、ライバルであるスコールのものになりました。
ルナティックパンドラでのサイファー戦は、その流れの終着点です。馬に乗った剣士であるオーディンを斬り、自分も別の世界から来た剣豪に斬られる場面は、騎士を名乗った男が騎士の物語から退場する場面として読むことができます。この戦いの直後、スコールたちはリノアを救うためにアデルに挑みます。
次元の狭間を探す男と時間圧縮
ギルガメッシュは去り際に、次元の狭間を探す言葉を口にします。そしてアデル戦の後、物語はアルティミシアの時間圧縮へ進み、過去・現在・未来が混ざり合った世界が描かれます。
次元をさまよう人物が時間圧縮の直前に現れるのは、偶然かもしれません。
それでも、時空のゆがみを予告する小さな前触れと受け取ると、Disc4への移り変わりがより印象的になります。ここは筆者の推測で、制作意図だと断定するものではありません。
再プレイで確かめたいポイント
- オーディンがボス戦に一度も出てこないことを意識したうえで、サイファー(4回目)戦での登場を見る
- ギルガメッシュの「4本目」という言葉と、彼の4種類の技を照らし合わせる
- Disc3のスコールの決意と、同じDisc3終盤のサイファーの言動を見比べる
- オーディンをDisc4で手に入れるプレイも試し、イベントがある場合とない場合の印象を比べる
まとめ|強さはオーディン、物語の余韻はギルガメッシュ
FF8のオーディンとギルガメッシュは、性能ではオーディンが上です。ギルガメッシュはボス戦にも出てくる代わりに、何が起こるかは運次第になります。
本記事のまとめは以下のとおりです。
- オーディンはボス戦以外の戦闘の開始時に約12.9%の確率で出てきて、必ず斬鉄剣を使う
- ギルガメッシュは開始時に約3.5%、戦闘中も約13.3秒ごとに約5.1%の確率で出てきて、ボス戦にも出る
- ギルガメッシュの4つの技はほぼ同じ確率で選ばれ、斬鉄剣はやや低い約24.6%
- 戦闘開始時に斬鉄剣で全滅させる確率は、オーディンのほうが約15倍高い
- 2体とも呼び出しも停止もできないため、ドロー・ぶんどる・カード変化・低レベル攻略では邪魔になる
- オーディンを残したいならDisc4で手に入れる(そのプレイではギルガメッシュは入手できない)
- 入れ替わりの場面は、サイファーの転落と「魔女の騎士」の交代を強調する演出として読むことができる(筆者の考察)
確実に敵を斬るオーディンと、何が出るかわからないギルガメッシュ。どちらを連れて行くかは、FF8をどう遊びたいかで決めましょう。
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