世界設定:国と地域

世界設定と用語テーマ:世界観・設定
物語の中盤以降に判明する事実を含みます。初めて遊ぶ人はクリア後に読むことをすすめます。

FF8の世界を、国と地域ごとに整理しました。読み解きや推測は解説・考察に分けています。

世界の見取り図

大陸は大きく4つあります。西の大陸はガルバディアが大半を占め、その北東の縁にドールがあります。ティンバーはこの大陸の東南部の街で、ガルバディアの支配下にあります。西の大陸の東に浮かぶ島がバラムで、両者は海底トンネルと大陸横断鉄道でつながっています。北の大陸はトラビアで、雪と山に覆われています。東の大陸はエスタの領土だが、17年前から外との交流を断っているため、他の国の人々はその内情を知りません。南の大陸はセントラで、かつての文明が滅びたまま荒れ果てています。F.H.(フィッシャーマンズ・ホライズン)は、大陸と大陸をつなぐ鉄道の中継駅から生まれた海の上の街で、どの国にも属しません。

世界のあちこちで起きている出来事の背景には、「魔女戦争」「月の涙」「電波障害」という3つの出来事があります。用語の意味は用語集にまとめました。

バラム

海に囲まれた小さな島国。戦乱の時代に神聖ドール帝国から独立して以来、他国と争わずに来ました。12年前にバラムガーデンが設立されてからも国内の情勢は落ち着いており、軍が必要になる場面はほとんどありませんでした。気候は1年を通して温暖で、島の東には炎の洞窟があります。洞窟の内部にはG.F.の力場があり、ガーデンの生徒の実地演習に使われています。

市街地は観光地として人気があり、駅前の売店で売るみやげ物が街の収入のひとつになっています。近海でとれるバラムフィッシュは世界三大珍味に数えられます。建物は曲線を基調とした流線模様が特徴で、景観を守るために家屋の高さは一様に抑えられています。港は一般の船のほか、SeeD専用船の発着場としても使われます。

ゲームで訪れるのはバラムガーデン、バラムの街、炎の洞窟。

ドール

かつて大国だった神聖ドール帝国の名を残す小国。国の意思決定は議会が行います。領土は西の大陸の北東部にあり、出島に市街地が形成されていて、山がちな大陸側とは橋でつながっています。周りの山脈が天然の防壁になっており、他国が攻めこむのは難しいとされます。

山頂の電波塔は、世界的な電波障害が始まってから17年たった今でも送受信の機能を残している数少ない施設だが、長く放置されていたため使うには本格的な修理が要ります。周辺にはヘッジヴァイパーなどのモンスターが多いです。街は各国の富豪が別荘を構えるリゾート地で、港の設備が整っています。軍は歩兵中心で小規模。実戦経験に乏しく、予算も少ないため、SeeDを雇う費用は住民の税金に上乗せして集めています。

ゲームで訪れるのはSeeD実地試験のとき。

ティンバー

西の大陸の東南部にある街。名前は森林を意味する「timber」に由来します。天然資源のアルカイックガスが豊富に採れることからガルバディアの侵攻の目標になり、武力で制圧されてガルバディア領の一部になりました。占領に先立つレジスタンス狩りで住民が虐殺されたこともあり、ガルバディアへの反感は今も根強いです。住民の多くがレジスタンスに属しているが、取り締まりが厳しく、大半の組織は活動を休止しています。

4つの路線の始発駅を持つ鉄道の中継地で、街の北にはオーベール湖があります。古くから政治的な思想が育った土地柄で、マスメディアに関わる施設が多いです。設立から20年の歴史を持つティンバー・マニアックス社は出版業の中核。古い建物が並ぶ街に、未来的な形のTV局が立っています。独立国だったころは軍を持っていたが、占領のときに解体され、今は警備兵が保安役を務めるほか、ガルバディア軍が駐留しています。

ゲームで訪れるのはティンバーへの列車とティンバーの街。

ガルバディア

西の大陸の大半を占める軍事大国。魔女戦争(エスタが世界へ攻めこんだ戦争)をきっかけに、領土の拡大と軍備の増強を進めました。若くして大統領に就いたビンザー・デリングは、十数年で国を西の大国へ押し上げました。その裏では恐怖政治が敷かれ、ティンバーの占領や政治犯の投獄を繰り返してきました。長距離ミサイルの保有や魔女との接触など、各国に警戒される動きを続けています。

領土は広いが住める土地は少なく、中央部には砂漠が広がります。首都のデリングシティは雲が出やすく、晴れる日は1年に十数日しかありません。街の中心の凱旋門を軸に環状の道路が敷かれ、無料の乗合バスが運行しています。近代都市だが古風な石造りの建築が好まれ、工業と商業が発展している一方で、自国で採れる資源は乏しいです。

軍は強力で、国内外への出兵にも積極的。兵士は戦闘方法をひととおり修得したうえで疑似魔法も使えます。階級や技量で制服が違い、特殊部隊には緑色の軍服が支給されます。ただし上官の裁量で給与が大きく減らされることもあり、規律は乱れています。本来は中立のはずのガルバディアガーデンも、国の圧力を受けて国家寄りの立場を取らざるを得ないでいます。

ガルバディア領内の施設

  • ウィンヒル … 大陸南部の丘陵にある小さな村。花の栽培と加工で暮らしています。ひん死の軍人を介抱したことがきっかけで村人を亡くして以来、よそ者への警戒心が強いです
  • ミサイル基地 … デリングシティ南方の軍事施設。電波が使えない現在でも、正確に目標へ届くミサイルを持ちます。重要施設だが兵士たちの意識は薄く、出入りの通行チェックや内部の定期点検は形だけになっています
  • D地区収容所 … 政治犯を収容するための施設。建物ごと地下へ潜る仕組みを持ち、脱走はきわめて難しいです

ゲームで訪れるのはガルバディアガーデン、デリングシティ、D地区収容所、ミサイル基地、ウィンヒル(ラグナ編)とウィンヒル(スコール編)。

F.H.(フィッシャーマンズ・ホライズン)

エスタの発展期に活躍した技術職人たちが、エスタでは満たせなくなった「創る」という欲求のために興した街。名前は独立のときに重要な役を果たした人物が、街の理想を表す言葉として付けたもので、F.H.と略して呼ばれます。海を東西に横断する長距離鉄道の中継駅だった名残で、街の最高責任者は「駅長」と呼ばれます。

広い海の上にあり、西にガルバディア、東にエスタを望みます。人口は少なく、大陸からの移住者やエスタへの入国を望む者がときおり滞在します。住民の中にはバラムガーデンの完成に力を貸した者もいます。建物はリサイクルを活かした手作りの雰囲気で、街の各所の風車やミラーパネルがエネルギーを生み出しています。軍も兵器もいっさい持たず、争いは話し合いで決めます。

ゲームで訪れるのはF.H.。

エスタ

17年前の「エスタの沈黙」以来、他国との交流を断っている国。優れた科学技術を持つ大国だったが、しだいに軍事国家へ傾き、魔女戦争のときは世界中を敵に回して戦いました。その後、独裁体制を倒す動きが国内で活発になり、かつての支配者は追放されて共和制へ移りました。大統領を頂点に多数の補佐官が公務をこなしています。危険な対象を自国の管理下に置くため、地上から遠く離れた場所に莫大な費用をかけた施設を建て、専任のクルーが半年交代で常駐しています。

領土の位置さえ外からは分からないため、人の出入りはほとんどありません。定期的な交通手段は無く、空路を除けばホライズンブリッジを歩いて渡るのが現実的な入国手段になります。情報封鎖は科学技術の流出による混乱を防ぐためというのが公式の見解だが、実際には大統領の多忙と手続きの煩雑さが原因だったと言われています。

市街は透明度の高い曲線パーツを多用した高層建築が並びます。道路や床は、国民の長い衣装の裾が汚れないほど清潔に保たれています。パイプの中を浮遊して移動するプレートリフターが交通手段になっており、高度な技術が日常に浸透しています。商品の売買にはコンピュータが使われ、市街東部のショッピングモールには他国のようなにぎわいはありません。

軍事力は西の大国ガルバディアをしのぎます。兵士は戦闘能力を強化するスーツを着て、ショットガンを内蔵した曲剣を持ちます。軍事技術者が機械兵士の開発を進めており、定型の会話ができる段階に達しています。かつては「月の涙」を任意の地点で引き起こす大型の装置を持っていたが、共和制への移行期に海底へ廃棄したとされます。

ゲームで訪れるのはエスタ、ルナサイドベース、ルナティックパンドラ。

セントラ

約400年前に興ったセントラ文明の名を残す国。「月の涙」の被害を受けて、100年以上前に滅びました。エスタと神聖ドール帝国は、かつてセントラから東西の大陸へ移住した人々が建てた国だと言われます。領土は世界の各大陸の中でもっとも南にあり、中央部にはセントラの文化と文明を知る手がかりになる古い遺跡が残っています。北西の海域は月の涙の被害がとくに大きかった場所で、海岸線が複雑に入り組んでいます。

「月の涙」のときに月から落ちてきたと思われる特殊な結晶体を発掘するため、十数年前にエスタ軍が駐留していたことがあります。現在、セントラを訪れる者はほとんどいません。土地の大半は荒れ果てて定住者はきわめて少ないです。月の涙の直撃を生き延びた人々が移動式のシェルターで避難していたことから、滅亡の前には高い工業生産力を持っていたと考えられています。

ゲームで訪れるのはセントラ遺跡、イデアの家と白いSeeDの船、ラグナ編のセントラ発掘現場。

トラビア

北の大陸にある国。住むのに適した土地が少ないためか、他国から侵略されることもなく静かに年月を重ねてきました。エスタとの国境近くにあるトラビアクレーターは、かつてこの地方に降った「月の涙」でできたもの。領土の大半が雪に覆われ、険しい山が連なるため、国外からの来訪者は少ないです。トラビアガーデンの卒業生の多くは、軍の士官候補生や国民兵の教育係として国内にとどまっています。

国民の大半はトラビアガーデンの生徒とその関係者で、居住地が限られていることから人口は少ないです。低い気温のため農作物の収穫が芳しくなく、土地柄に合った農業の研究が進められています。住民は地域特有の言語「トラビア弁」を使います。北部の島ではシュミ族が集落を作って静かに暮らしています。軍は常設ではなく、戦争が起きたときに国民を徴兵して編成する決まりで、すべての国民はトラビアガーデンで軍事訓練を受ける義務を負います。領土が辺境にあることもあり、国民兵が実戦に投入された例はほとんどありません。

シュミ族の村

トラビア領北部の集落で、シュミ族とムンバが暮らしています。気候が厳しいため村の地表部分はドームで覆われ、石を採掘する目的で地下323メートルの場所に生活空間が造られています。石の取引をする商人がときおり訪れます。

ゲームで訪れるのはトラビアガーデンとシュミ族の村。

ワールドマップの主な地点

ワールドマップに名前の付いている地点を、地域ごとに並べました。行きかたと中で起きることは、リンク先のストーリー攻略にあります。

地点地域ひとことくわしく
バラムガーデン バラム 物語の始まりの場所。DISC2の途中から移動できます →
炎の洞窟 バラム SeeD試験の前に入る洞窟。イフリートがいます →
バラム バラム 港と駅のある街。ゼルの家があります →
ドール ドール SeeD実地試験の舞台。山頂に電波塔 →
ティンバー ガルバディア領 レジスタンス「森のフクロウ」の街。TV局があります →
ガルバディアガーデン ガルバディア ガルバディアの兵士養成校。DISC2の後半で動き出します →
デリングシティ ガルバディア ガルバディアの首都。凱旋門と大統領官邸 →
名もなき王の墓 ガルバディア デリングシティの北東。奥でG.F.ブラザーズが手に入ります →
ガルバディアD地区収容所 ガルバディア 砂漠の中の政治犯用の監獄 →
ガルバディア軍ミサイル基地 ガルバディア デリングシティ南方の軍事施設 →
ウィンヒル ガルバディア 南部の丘陵にある花の村。ラグナ編とスコール編の両方で訪れます →
フィッシャーマンズ・ホライズン F.H. 海の上の鉄道駅から生まれた街 →
セントラ発掘現場 セントラ かつてエスタ軍が駐留した発掘地。ラグナ編で偵察します →
セントラ遺跡 セントラ 古代セントラ文明の遺跡。オーディンとトンベリがいます →
イデアの家 セントラ 孤児院。海に面した岬にあります →
白いSeeDの船 セントラ セントラの入り江に停泊しています →
海洋探査人工島 海上 南西の海に浮かぶ人工の島。G.F.バハムートがいます →
トラビアガーデン トラビア 北の大陸のガーデン。セルフィの出身校 →
トラビア渓谷 トラビア トラビアとエスタの境にある谷。ラグナ編で通ります →
シュミ族の村 トラビア ヴィンター島の地下にある村 →
大塩湖 エスタ 干上がった湖。歩いてエスタへ向かうときに通ります →
エスタ エスタ 光学迷彩で隠された未来都市 →
謎の建造物 エスタ エスタ大陸の西の海岸にある建造物 →
ルナティックパンドラ研究所 エスタ ルナティックパンドラを研究していた施設 →
エスタ国立魔女記念館 エスタ エスタ大陸の南東にある施設 →
ルナゲート エスタ 月へ向かうための発射施設 →
ティアーズポイント エスタ 「月の涙」が降下した地点 →
脱出ポッド回収現場 エスタ 月から戻った脱出ポッドが落ちた場所 →
チョコボの森 各地 初心者の森・基本の森・はぐれの森・遊びの森・囲いの森・孤独の森の6つと、チョコボの聖域 →

乗り物

飛空艇ラグナロク

古代セントラ時代の「竜機」の伝承をもとに建造された、世界最高水準の飛空艇。マーキングの異なる複数の機体があり、所有国の旗艦として使われています。数種の噴射ノズルを備え、急な加速と旋回は機体後方の大出力機関が、細かな向きの調整は機体上部の補助機関と姿勢制御機関が受け持ちます。乗員は艇長・操縦手・副操縦手(無線手を兼ねる)・砲手の4名で、ほかに10名程度が同乗できます。エアステーションと連携した全自動航行ができ、データを入力すれば大気圏への突入も行えます。

項目値
最大排水量3450t
全長108m
全幅77m
全高着陸時54m、飛行時65m
主武装609mm荷電粒子ビーム×1
副武装152mm多銃身レーザー×2
主機関反応型12段圧縮タービン(推力22500kg)×2
補助機関反応型6段圧縮タービン(推力2480kg)×4
最大速度11.8km/s

そのほかの乗り物

  • 大陸横断鉄道 … タービン機関を動力にする列車で、地域によって外装の色が違います。4両編成で運用されることが多いです。大統領専用車両やSeeD専用キャビンのように、特別な乗客向けに内装を変えた客車もあります
  • ガーデン車両 … ガーデンを示す文字をボディ側面に描いたクラシックスタイルの車。全長が長く、後部の同乗者スペースに6名が座れます
  • ガルバディア軍車両 … ガルバディア軍の装甲車。車種によってタービンの搭載位置と数が違い、グレーの車両は前部に1基、カーキ色の車両は後部に2基。ミサイル基地にはおもにカーキ色の車両が配備されています
  • ティンバーローカル線・ティンバーモノレール … ティンバー市内の列車とモノレール。どちらも3両編成が多いです。地元の住民はTV局方面との行き来にローカル線を使っています
  • 高速上陸艇 … バラムガーデンが所有する上陸艇。電子ボードを備えた作戦会議室に6人までが座れます。外装は防波堤を強行突破できるほど堅く、船体上部の機関砲はガルバディア軍の機動兵器の装甲も撃ち抜きます

広告当サイトは Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。以下のリンクから購入があった場合、紹介料を得ることがあります。詳細

▲